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山形 予断許さぬ残留争い…シュート数上回るも零敗

[ 2010年10月23日 19:14 ]

 【山形0-3清水】シュート数では山形が10対7と清水を上回ったが、スコアは0―3。山形は前節の川崎F戦に続き、またも上位クラブに零敗を喫した。

 「組織」で「個」に立ち向かった。小林監督が「うちは個々の守備能力が高いかと言えば、そうではない。(相手と)同数だとしんどい」と認めるように、山形のサッカーは人数をかけて守ることが大前提となる。
 だが、その守備網をあっさりと破られた。前半32分にゴール前でクリアし切れずに先制点を許すと、後半16分には藤本の強引な突破を止められずに2点目を奪われた。
 技術の差は攻撃面でも明らかで、セットプレー以外に決定機はなかった。長谷川が「先週も今週も(相手の)崩しの質に差を感じる」と言えば、小林は「最後は数的優位に立ったにもかかわらず、パワープレーしかなかった」と振り返った。
 昨季はぎりぎりの15位でJ1残留。今季は降格圏から一歩抜け出ているが、まだまだ予断は許さない。鹿島から期限付き移籍中の増田は「負けたら落ちるぐらいの気持ちじゃないと駄目」と危機感を募らせた。

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2010年10月23日のニュース