×

“アジア相手には負けない”格の違い見せた本田

[ 2010年10月13日 12:35 ]

<韓国・日本>後半、シュートを外し悔しがる本田圭佑

 完全アウェーのソウルで韓国と引き分けたザッケローニ監督率いる日本代表。スポーツニッポン新聞社評論家の名波浩氏(37)は、イレブンの決断の速さを称えた。

  ×  ×  ×  
 2試合目の指揮となったザッケローニ監督だが、韓国相手に内容では負けていなかった。闘莉王ら欠場者がいて、試合中にも駒野が負傷退場するアクシデントがあったが、采配面でもうまくやりくりしていた。ベンチで戦術の確認を行い、内田や松井に細かく指示を出していた。後半途中からの4―3―3はしっくりこなかったが、頭をフレッシュにして試合に臨むことで、いろいろな策が出てくるのだろう。

 W杯の日本代表に比べると、自分からアクションを起こして高い位置でボールを取れていた。ボールに近い選手がアプローチにいって、1人目か2人目で奪うことができている。ブロックをつくる選手、アプローチにいく選手と役割がはっきりしていた。後ろの選手を信頼できているのだろうが、本田、香川、松井の決断の速さも素晴らしかった。

 本田は、アジア相手には負けないという格の違いを見せてくれた。前田が1タッチ、2タッチでさばくことでプレーもしやすかったと思う。アルゼンチン戦での森本との関係よりも、2人の距離感の方がよかった。(元日本代表MF)

続きを表示

2010年10月13日のニュース