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不利な日程はね返し…磐田、7年ぶりの4強へ前進

[ 2010年9月1日 21:31 ]

 【磐田2―1仙台】リーグ戦は12位に甘んじている磐田が先勝し、7年ぶりのベスト4へ半歩前進した。ベテランGK川口は「後半、苦しい展開の中でみんなよくやった。しんどい試合だった」。試合間隔が中3日の仙台に対し、中2日という不利な日程をはね返しての白星を評価した。

 柳下監督が掲げる「自分たちでボールを動かして主導権を握る」という能動的なサッカーが浸透しつつある。両サイドからの攻撃が特長で、前半32分の先制点も左サイドの朴柱昊のクロスから生まれた。ゴールを決めたジウシーニョは今季リーグ戦で2点ながら、ナビスコ杯は5点目と活躍が光り「特に意識はしていないけど、相性はいいね」とにっこり笑った。
 左サイドばかりでなく、駒野と西の連係で崩す右サイドも高い攻撃力がある。追加点は西のミドルシュートだった。
 4年ぶりに1次リーグを突破し、たどり着いた準々決勝。03年シーズンの天皇杯全日本選手権を最後にタイトルから遠ざかる磐田は、久々に頂点をうかがうチャンスをつかめるのか。後半に与えたアウェーゴールの1点の意味は選手も十分に理解している。「まだ0・5ゲーム差」と西。第2戦に向け、まったく慢心はない。

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2010年9月1日のニュース