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攻めても攻めても…川崎F、看板の攻撃力に陰り

[ 2010年7月28日 22:53 ]

 【川崎F0―0山形】攻めても攻めてもゴールが遠い。川崎は最後まで山形の守備網を崩せず、悔しい引き分けに終わった。自慢の攻撃が不発で、リーグ再開後の4試合で2得点と苦しんでいる。「うちの良さが影を潜めているのは否めない」と高畠監督は渋い表情で振り返った。

 前半は慎重な戦いだったが、後半開始直後にエンジンがかかり、後半だけでシュート9本。だが、田坂のヘディングも小宮山のミドルシュートもGKに阻まれた。前節に復帰して決勝点を挙げたジュニーニョを投入しても、無得点で勝ち点1を分け合った。
 高い決定力を誇った鄭大世はドイツへ移籍した。高畠監督は「戦力ダウンとは考えていない」と強気だが、もどかしい展開は北朝鮮代表FWの抜けた穴の大きさを感じさせた。課題だった失点の多さはGK相沢の奮闘と高い集中力で克服されつつあるが、看板だった攻撃力に陰りが見える。
 中村は「後半ぐらいのテンポと鋭さを前半も出さないと。こういう試合で勝ち点3が取れないと、上へ行けない」と危機感を口にした。

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2010年7月28日のニュース