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岡田監督、W杯へ“最終テスト”で小笠原を初招集

[ 2010年1月13日 19:46 ]

 今回招集された顔触れの中からベネズエラ戦、東アジア選手権を通じ、W杯に向けた国内組メンバーが絞り込まれることになりそうだ。

 その中で、岡田監督が30歳の小笠原を初招集した。2002年、06年のW杯に2大会連続で出場し、昨季はJリーグ最優秀選手。鹿島での最近のプレーからすれば、これまでも呼ばれておかしくなかった。だが、本人のプライドを考慮すると、レギュラーでしか使えず、ベンチに置いておけば、チームに不協和音が生じるかもしれない。そんな懸念から招集は見送られてきた。
 ただ実績、実力、経験とも申し分はなく、チームに大きなプラスをもたらす可能性を秘める。比較的メンバーを多く呼べ、出場機会も与えられるこの時期が、小笠原という個性をチームに組み込む「最後のチャンス」だった。
 今回のメンバー選考について、指揮官は小笠原を招集しながらも「新しい選手を発掘しようとしているわけではない」と、主力選手への信頼は揺らいでいない。小笠原にとっても今回が最後のテストになりそうだ。

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2010年1月13日のニュース