森本“全快弾”も実らず…開幕３連敗

＜ウディネーゼ・カターニア＞前半１１分、先制ゴールを決めてチームメートに祝福される森本貴幸（右）

　左太腿の軽い肉離れで日本代表のオランダ遠征を辞退したカターニアのＦＷ森本貴幸（２１）は１３日、アウェー・ウディネーゼ戦で２試合ぶりに先発。８月２３日のサンプドリアとの開幕戦に続いて今季２点目を決めたが、チームは２―４で敗れて開幕３連敗となった。

　森本は前半１１分にペナルティーエリアの外側でパスを受け、ドリブル突破。右足を振り抜いたシュートは相手ＤＦの足に当たってゴール左へ吸い込まれた。チームは逆転負けを喫したものの、森本が復帰直後の試合でゴールを決めたことは明るい材料となった。

　オランダ遠征は辞退も、日本代表の岡田監督が「チャンスがあれば」と話したように１０月のアジア杯予選香港戦などで初招集されることが濃厚。決定力に課題を残す岡田ジャパンにとっても森本の復調は心強い。（ウディネ・神尾光臣通信員）