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日本 韓国に敗れ3位も「選手は伸びた」

[ 2009年8月6日 21:09 ]

日本―韓国 後半、ゴールを決めた河井(15)を祝福する大迫

 20歳以下の4カ国代表で争われるサッカーの水原国際ユース大会最終日は6日、韓国の水原ワールドカップ競技場で行われ、フル代表の岡田監督が指揮する日本は韓国に1―2で敗れ、通算1勝2敗の勝ち点3で3位に終わった。3連勝の韓国が優勝を決めた。前半に2点を先行された日本は、後半の序盤に河井(慶大)が2試合連続ゴール。その後、好機もつくったが、同点とすることはできなかった。エジプト―南アフリカはエジプトが1―0で勝ち、2勝1敗で2位。南アフリカは3連敗で4位だった。

 勝てば逆転優勝が決まるライバル韓国との一戦。日本は善戦しながらも、あと1点が遠かった。若きチームを率いた岡田監督は「今持っているものをすべて出した」と選手をねぎらった。

 前半の2失点が重かった。「相手のフィジカルが強かった」と斎藤学(横浜)が振り返ったように1対1の勝負で負け、劣勢に立った。だが後半、岡田監督が目指すシンプルにボールをつなぎ、ゴールを目指す攻撃で反撃に転じる。大迫(鹿島)は「内容はこっちがよかった」と手応えを口にした。

 この世代は昨年11月のU―19(19歳以下)アジア選手権準々決勝で韓国に敗れ、今秋のU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)への道を閉ざされた。世界と戦う貴重な場を失った若い選手にとって、今大会で得た経験は大きいはずだ。

 「この1週間で選手は伸びた」と岡田監督。この苦い敗戦を今後に生かせるかは、選手自身に懸かっている。(共同)

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2009年8月6日のニュース