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楢崎の手から勝利が、首位が、スルリ…

[ 2008年9月23日 23:09 ]

 【名古屋1―2千葉】日本代表の守護神でもある名古屋のGK楢崎が、まさかのミスだ。「回転がかかっていた。ファンブルしないように捕ろうとしたけど、気付いたらゴールの中だった」。後半2分の谷沢のヘディングシュートを捕球しきれず、ボールはゴールラインを越えた。落胆する間もなく1分後には勝ち越し点を許し、白星も首位の座も手からするりとこぼれ落ちた。

 序盤から前がかりにきた千葉をうまくいなし、1点を先行する理想的な展開だった。しかし、リーグ戦とナビスコ杯を通じて7連勝中だった千葉にまさかの逆転負け。楢崎は「僕がしっかり捕っていれば…。やられてから(チームに)落ち着きがなくなった。責任を感じる」をうつむいた。
 ストイコビッチ監督は「不運だった。サッカーには起こり得ること」とかばった。そして、ちゃめっ気たっぷりに「これでリーグ戦が面白くなったね」と言った。久々の黒星にも指揮官に暗い雰囲気はない。
 28日には上位を争う浦和との試合を控える。初のリーグタイトルを目指す名古屋にとっては、まさに大一番となる。

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2008年9月23日のニュース