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負けない大分 終了間際に勝ち越す

[ 2008年9月23日 17:03 ]

<大分―札幌>前半、FKを防ぐホベルト(3)、上本(22)ら大分イレブン

 【大分3―2札幌】大分が終了間際に勝ち越した。2―2の後半ロスタイム、左CKからのこぼれ球をエジミウソンが押し込んだ。札幌は後半ロスタイムに追い付くなど、大分の堅守を崩して2度同点としたが、最後に踏ん張れなかった。

 ≪リーグ13戦負けなし≫2度追いつかれた。しかも、2度目は後半ロスタイム。堅守が武器の大分にとっては致命的な展開だったが、ラストプレーでゴールを奪い、劇的な白星をつかんだ。シャムスカ監督は「こんな試合に耐える、丈夫な心臓を持っていることが分かった」と冗談めかしたが、表情は興奮しきっていた。これで、リーグ戦は13試合負けなしだ。
 1―0の後半22分、一瞬のすきを突かれ同点とされ、リーグ戦の無失点記録が5試合で途切れた。後半42分にウェズレイが直接FKを決め再びリードを奪ったが、ロスタイムに2点目を失った。
 それでも、4分と表示されたロスタイムの最後まであきらめなかった。CKのこぼれ球をエジミウソンが押し込むと、直後に主審の笛が鳴った。決勝ゴールを含む2得点のエジミウソンは「普通ならがっかりするところだが、うちは審判が笛を吹くまであきらめなかった」と胸を張った。
 2失点で勝ったのは今季初めて。リーグ最少失点を誇るチームらしからぬ点の取り合いだった。指揮官は「苦しかった。だが、苦労しなければ得られない自信をつけることができた」。大分がいつもと違う形で勝ち点3をつかんだ。

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2008年9月23日のニュース