×

広島圧勝!J1復帰1年で決めたぁ!

[ 2008年9月23日 20:10 ]

<広島・愛媛>前半25分、広島・佐藤寿(右)が先制ゴールを決める

 Jリーグ2部(J2)第37節は23日、広島広域公園陸上競技場ほかで7試合が行われた。

 首位の広島が4―1で愛媛に完勝し、勝ち点を81として1部(J1)自動昇格となる2位以内を決めた。広島は1年でのJ1復帰で、次節にJ2優勝の可能性が出てきた。
 前節2、3位の山形、湘南がともに敗れ、2チーム以上が広島の勝ち点を上回る可能性が消えた。山形は0―1で鳥栖に敗れ同59で2位。湘南に2―1で勝った仙台が同58で3位に上がった。
 甲府は岐阜を4―0で退け、福岡はC大阪に3―2で逆転勝ち。水戸は2―0で徳島、熊本は1―0で横浜FCを下した。

 ▼広島・佐藤寿 今季は勝って当たり前という周囲の目がある中で、勝っていく難しさを感じた。楽な試合はなかった。苦しい試合をものにしてきたから、こういう結果になった。
 ▼広島・柏木 いつか決まると思っていたが、ホームで決められたのはうれしい。負ける気がしなかった。チームが一つになっていたとしか言いようがない。
 ▼広島・ペトロビッチ監督 ホームのファンの前で昇格を決められて幸せだ。われわれのサッカーは人とボールが動くだけでなく、人の心も動かす。この若いチームはJ2で成長し、これからもさらに強くなる。

 ▼鬼武健二・Jリーグチェアマン 降格時から多くの選手、監督がチームに残り、一丸となって勝利を重ねる姿には多くのファンも魅了されたでしょう。ことしの苦しい経験をJ1での戦いの糧として、残りの試合をしっかり戦い、J2優勝を目指して躍進し続けることを期待しています。

 ◆サンフレッチェ広島 前身は日本リーグで最多5度の優勝を誇る東洋工業(後にマツダ)。Jリーグには創設時から加盟し、94年第1ステージで優勝。02年のJ1は15位に終わってJ2降格も、1年でJ1に復帰。昨季のJ1は16位で入れ替え戦の末にJ2に降格したが、再び1年でJ1に戻る。チーム名は毛利元就の故事に由来し、日本語とイタリア語の造語で「3本の矢」を意味する。

続きを表示

2008年9月23日のニュース