スペイン代表凱旋を１００万人祝福

マドリードのコロン広場には１０万人を超えるファンが集まり、スペイン代表を祝福

　スペイン代表は欧州選手権優勝から一夜明けた３０日にマドリードで凱旋パレードを行い、約１００万人のファンが沿道に駆けつけた。４４年ぶりの欧州制覇を果たしたメンバーは午後７時４０分頃、チャーター機でバラハス空港に到着。マドリード中心部のコロン広場まで約１２キロの距離を２階建てバスで５０分かけて移動し、沿道のファンから大声援を受けた。

　１０万人以上のファンで膨れあがった広場は代表ユニホームの赤一色で、上空には国旗の２色（赤・黄）の煙を吐いた戦闘機が飛行し祝福ムードでいっぱい。主将のＧＫカシージャスは「この優勝杯は応援してくれたファン全員のものだ」と絶叫。今大会限りで勇退するアラゴネス監督は「チームは（２年後の）Ｗ杯にも優勝できる」とエールを送った。後任は元Ｒマドリード監督のビセンテ・デルボスケ氏（５７）の就任が濃厚で、９月６日にＷ杯予選初戦（ボスニア・ヘルツェゴビナ戦）を迎える。