【多摩川ボート　SG第51回オールスター】優勝戦2号艇・宮地元輝　笑顔なき準優1着

優勝戦進出を決めガッツポーズする宮地（撮影・尾崎　有希）
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　＜多摩川26日12R優勝戦＞宮地元輝（37＝佐賀）が準優勝戦11Rを逃げ切り、3度目のSG優勝戦進出を決めた。だが、笑顔はなし。レース後は自身のふがいなさに怒りをあらわにした。

　「まずスタートが情けない。コンマ12、13と思って行ったのでスリット写真を見てがく然とした」。実際のスタートタイミングはコンマ24。勝利はしたものの「僕がお客さんだったら許さん」と続けた。

　さらに調整も失敗した。「朝から、いろいろやったのにレース本番になって間違っていることに気づいた。舟足も確実に良くない。インコースだから勝てただけ」。仕上がりも納得の状態からはほど遠かった。

　だからこそ最後は舟足も、レース内容も、結果も満足できる走りを誓う。「ツキで勝つのは嫌い。全力で底上げをして、ちゃんとしたレースで勝ちたい」。2度目のSG制覇で心置きなく笑ってみせる。