【高松宮記念】ウインマーベル93点 勢いに信頼 相手候補は88点のトウシンマカオ

[ 2024年3月18日 05:30 ]

高松宮記念出走馬採点表
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 過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」。今シーズンは従来の火曜付から月曜付に“引っ越し”。内容も大幅にリニューアル。5項目各20点満点のポイント制で徹底分析する。新装初回は春の電撃スプリント王を決する「高松宮記念」。阪神C、阪急杯と重賞連勝で完全復活したウインマーベルが首位評価となった。

 【前走レース】
 まず前走で重賞に出走していることが最低条件。今年は出走予定全馬がクリア。重要ステップは3レース。最も好相性なのがシルクロードS組で【5・2・1・25】で20点満点。対して阪急杯組は【2・2・3・37】、オーシャンS組は【1・2・4・54】。極端に信頼度が落ちるものの、一応、馬券には絡んでおり15点。その他の重賞は特筆すべき傾向がなく10点とした。

 【前走着順】
 1着馬が【3・6・1・23】、2着馬が【4・2・2・20】。連対20頭中15頭を「前走連対馬」が占めており文句なしの20点満点。馬券に絡まなかったのは19年のみで、軸はここからが基本。残る優勝馬3頭は4、5、7着。一方で2桁着順馬は【0・1・1・40】と巻き返しは相当厳しい。確率は低いが、まれに馬券になるケースも考慮して3~9着を10点、10着以下は5点にとどめた。

 【重賞実績】
 優勝馬10頭中4頭が該当する重賞2勝以上を20点。さすがはG1。前哨戦Vウインマーベル、トウシンマカオ、昨年2着ナムラクレアなど8頭が満点獲得。続いて6頭該当の重賞1勝を15点。残る2頭は「オープン特別Vかつ重賞連対」の条件をクリアしており、これを10点に設定。以上を満たしていない馬は期待薄で5点止まり。

 【舞台適性】
 この項目はまず中京芝での実績が重要。15年Vの香港馬エアロヴェロシティを除く優勝馬9頭のうち5頭が該当する中京芝で勝利、もしくは重賞2着の実績を20点。残る4頭中3頭がクリアする芝1200メートル戦2勝以上を15点。14年コパノリチャードのように中京も千二も初で優勝したケースも考慮し、前記条件に該当しない馬は10点とした。

 【性齢】
 4歳【3・3・2・31】(連対率15・4%)、5歳【3・3・3・35】(同13・6%)、6歳【2・4・3・35】(同13・6%)、7歳【2・0・1・17】(同6・7%)。数字の見た目に大きな差はなく、連対率ベースで牡馬は4歳20点、5、6歳18点、7歳15点とした。牝馬はトータルで【1・6・3・49】と苦戦傾向の分を割り引き4、5歳15点、6歳10点、7歳5点。

 【結論】
 合計得点でトップに立ったのは93点のウインマーベル。3項目で20点満点を獲得し、唯一90点超えのハイアベレージをマーク。好相性とはいえない阪急杯組なのがネックだが、重賞連勝と勢いに乗る今なら克服可能とみる。トウシンマカオが88点で続き、85点で並んだナムラクレア、ビッグシーザー、ルガルも前走好走組で上位人気は必至。結論は“堅め”の決着だ。 (データ班)

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