【フェブラリーS】ドゥラエレーデ 直線で躍り出る 先頭2頭距離不安ならベストポジションは3番手

[ 2024年2月17日 05:28 ]

2枠4番のドゥラエレーデ
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 今年もG1名物「展開王」が登場。数多くある予想ファクターの中から、展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していく。混戦模様のダートマイル王決定戦「フェブラリーS」で先陣を切るのは、東京本社の鈴木悠貴記者。狙ったのは絶好位を取れそうな、あの先行馬だ。

 「展開は2番手がつくる」。ジョッキー時代に名手・福永祐一が言っていた言葉だ。2番手が逃げ馬にプレッシャーを与えるかどうか。ペースはそれ次第で大きく変化する。

 今回の逃げ馬はドンフランキーでほぼ間違いなし。スプリント戦でも先手を奪えるほどの二の脚を持っており、8枠からでも労せずしてハナを奪えるだろう。さて、鍵を握る2番手は…。先行実績があり最内枠に入ったイグナイターが最有力だ。

 結果から言うと、イグナイターは前に圧を与える動きはしてこないはず。その理由は距離不安。ドンフランキーと同様、ここまで1200~1400メートルのスプリント路線が主戦場で、マイル戦は5戦してわずか1勝。道中無理に動いてスタミナを消耗すれば、直線長い府中では失速必至だ。イグナイターの鞍上・西村淳が狙っているのはドンフランキーとの“行った行った”。例年よりもペースは上がらない。

 となれば距離不安のある2頭の後ろ、3番手がベストポジション。そこにいるのは好条件そろったドゥラエレーデに違いない。芝G1(22年ホープフルS)覇者で芝スタートは有利に働くし、ロスなく前へ行けそうな2枠4番をゲットしたのも大きい。先行意識が高いムルザバエフ騎乗もプラスだ。チャンピオンズC、東京大賞典とG12戦続けて2番手から運び3着に好走した実績馬。直線半ばで前2頭を楽々かわし、勢いそのままに押し切る。

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