【下関ボート・PG1第10回ヤングダービー】松本純平 準優勝戦へ「気負わずに、質のいいスタートを」

[ 2023年9月22日 18:43 ]

4日目4R2着で準優勝戦進出を決めた松本純平
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 <下関22日4R>慌ただしく動いた2日目までが嘘のようだ。G1初出場の松本純平(28=埼玉)が予選ラストの4日目4R2着で得点率を6・80まで押し上げ予選突破を果たした。

 「まずは準優に乗れて良かった。小芦(るり華)さんの方が出足が良さそうだし、放り放りのスタートだったけど、スリットの足は大沢(風葵)君にかなり出られた。それでもレースができないというようなレベルではないし、2日目前半までを思えば全体的にかなり良くなっている。乗り心地もあって悪くない状態。ちょっとマイ過ぎ感も出てるけど傾向としてはいいと思います」

 ここまでは苦しい道のりだった。「下がりに下がっていた」前検日は「(予選突破は)終わったな」と思い、1走目の1号艇で逃げてG1初勝利を飾った際は「これで仕事は終わった」と思ったそうだ。2走目の2日目2Rは2着争いが可能な位置にいながら最終的に5着。「やっぱり(良くない)」と機力の悪さを再確認した。

 ただ、懸命な整備が実を結び2日目11Rの3走目からいい意味で機力が変調。「びっくりするくらい良くなったんです」。2、3、2の着獲りで前検日には「夢にも思わなかった」準優入りに成功した。さあ初G1で準優勝戦。

 「こんなところを走るような選手ではないので。気負わずに、質のいいスタートを行きたい」

 埼玉支部は第1回で桐生順平、第4回で中田竜太がVを飾っている。まずはベスト6入りを目指して無欲の攻めで挑む。

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