3日に英国ダービー ディープ最終世代オーギュストロダン戴冠なるか 前走12着から巻き返し可能のワケ

[ 2023年6月1日 14:13 ]

オーギュストロダンの父ディープインパクト(06年12月撮影)
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 日本では競馬の祭典、ダービーが5月28日に行われたが、英国ダービーは3日にエプソム競馬場で行われる。最も注目を集めるのがディープインパクト産駒の最終世代、オーギュストロダン(牡3=エイダン・オブライエン)だろう。

 オーギュストロダンは2歳時にG1フューチュリティートロフィーを制覇。5月にはクラシック1冠目の2000ギニーで人気を背負ったが、12着に大敗した。

 大一番での巻き返しはあるのか。自信を見せたのは、かつてA・オブライエン厩舎の主戦騎手を務めたジョン・ムルタ氏だ。5月31日の英専門紙「レーシングポスト」で、ビンテージクロップSの大敗から約7週間後に自身が騎乗したゴールドカップで4連覇の偉業を成し遂げたイェーツを引き合いに、「エイダンはできる」とした。

 同厩舎で今年の2000ギニー14着に敗れたリトルビッグベアは、3週間後のG2・サンディレーンSで巻き返しに成功。このことからも、ムルタ氏は「オーギュストロダンも巻き返す可能性は大いにある」と見ている。

 2000ギニーは道悪に加え、レース当日がチャールズ国王の戴冠式のため、通常とは違う輸送となった。A・オブライエン師も「彼(オーギュストロダン)は初日からとても特別であり、我々の気持ちは変わらない」と不変の信頼を寄せている。

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