【安田記念】シャンパンカラー 内田と人馬一体で反応抜群!「バネがあって凄くいい馬」

[ 2023年6月1日 05:28 ]

内田を背に3頭併せで追い切るシャンパンカラー(右)(撮影・村上大輔)
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 【G1ドキュメント・美浦=31日】NHKマイルCで内田に5年ぶりのG1タイトルをプレゼントしたシャンパンカラー。名コンビとなった人馬の姿が24日の1週前追いに続いて、この日の最終追いでも見られた。オールスイート、ゲンパチタクト(ともに3歳未勝利)を調教パートナーにWコースで3頭併せ。2頭を先行させ、最後方から追走。3~4角で内ラチ沿いを通って一気に差を詰めると直線は最内に潜り込む。内田がラスト軽く仕掛けただけで鋭く反応。ゴール前スッと伸びて5F65秒6~1F11秒6でオールスイートと併入、ゲンパチタクトに2馬身先着した。

 「何年ぶりだろう。久しぶりだなあ」と言いながら会見場に姿を現した内田。NHKマイルCから中3週だけに「間もないんで調整程度の追い切りになりましたけど、最後の1Fでその気になっていたので馬任せにした。これで十分だと思います」と満足げに語った。その前走は出遅れて後方からの競馬になったが、最後の直線で馬群を割って抜け出した。「1歩目はちゃんと出たけど、馬場が緩いのもあって二の脚がつかなかった。そこそこ流れていたのであの位置でいいと思っていました」と振り返った。内田にとっては18年フェブラリーS(ノンコノユメ)以来のJRA・G1・13勝目だった。「機会をもらえて責任を感じていた。勝てたことで僕自身、これから騎手を続けていく中でのひと押しになった」と感謝の言葉を述べた。

 今回はシャンパンカラーを含め10頭のG1馬が参戦。古馬の一線級マイラーが集まり、相手は一気に強化されるが「いずれは戦わないといけないメンバー。現時点でどのくらいの力関係なのか測れる。現時点でも心臓が強くて、バネがあって凄くいい馬。まだ若いから成長が期待できるし、これから一線級と戦っていく上で、足りない部分とかも分かると思う」とチャレンジャーとしての立場を強調した。東京マイルは3戦3勝と負けなしの舞台。古馬との負担重量差が4キロもあるだけに、鈴木智はチャンス十分とみている。「安田記念も人馬一体となってレースを組み立てていきたい」と内田。11年リアルインパクト以来の3歳での安田記念制覇を狙う。

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2023年6月1日のニュース