大井競馬の藤田凌騎手が10日間の騎乗停止に 騎手調整ルーム内での通信機器の不適切使用

[ 2023年6月1日 17:09 ]

大井競馬場(TCK提供)
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 東京シティ競馬(TCK)は1日、大井競馬所属の藤田凌騎手につて、騎手調整ルームに関する開催執務委員長指示事項に違反(大井競馬場騎手調整ルーム内での通信機器の不適切使用)したため、今月5~16日の開催10日間の騎乗停止処分としたことを発表した。

 TCKによると、藤田騎手は今年2月21~24日、3月7~10日において、大井競馬場騎手調整ルームで預けた通信機器を虚偽の申告により受け取り、禁止事項である外部の者との連絡を行った。同騎手への聴取、通信機器の通信履歴等の調査を実施し、競馬の公正を損なう通信は認められなかった。

 桑野俊郎・大井競馬開催執務委員長は「このたびは、大井競馬所属の藤田凌騎手について、ファンの皆様ならびに多くの競馬関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。大井競馬といたしましては、今後このようなことが起こらないよう、所属騎手に対する指導を徹底するとともに、騎手調整ルームの管理運用体制の見直しや強化を行うなど再発防止に取り組むことで、ファンや関係者の皆様からの信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。

 JRAでは競馬開催日における通信機器(スマートフォン)の不適切使用で、若手騎手6人が騎乗停止30日間(開催10日間)の処分を受けている。

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