【西武園・G1オールスター】脇本 完全制覇!6日制ナイター初 7番手から豪快捲り17連勝

[ 2022年8月16日 05:30 ]

第65回オールスター競輪を制して賞金ボードを手にする脇本
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 17連勝でオールスター制覇――。G1「第65回オールスター競輪」の決勝戦が15日、西武園競輪場で行われ、自力に転じて捲った脇本雄太(33=福井)が優勝。賞金5368万円を獲得した。脇本のG1優勝は今年5月の日本選手権競輪以来、通算7回目でオールスターは2度目の制覇。同大会の完全優勝は98年一宮の山口幸二氏以来、24年ぶりの快挙で、6日制ナイター(5走制)になってからは初めて。

 G1決勝で初めての番手戦に挑んだ脇本。ますます有利、いや隙が生じるのでは、など良くも悪くも注目を集める戦いだったが、ファンの支持は圧倒的。「技量不足が露骨に出てしまった」と連結を外す形になって7番手まで引いたが、これが逆に強さを際立たせることに。先行有利のバンクで絶体絶命とも言える位置から豪快に捲り追い込んで5連勝。オールスター競輪では24年ぶり史上5人目の完全Vを飾った。

 「松浦君の動きに気付かず、守沢さんの当たりで動揺してしまったが、あそこで勝負しても勝ち目はゼロと割り切った。諦めずにしっかりと踏み切れたけど、ゴールしても自分が抜いたのかどうなのかは分からなかった」

 ファンからの“おめでとう”の声でVを実感。18、20年に続いて3回目の年間複数G1優勝を達成し、今年の取得賞金も1億6000万円を上回った。

 「寺崎君に申し訳ないという思いと、優勝できてうれしいの両方の気持ち。意識の切り替えはうまくできたと思う。プレッシャーがある中での番手戦を経験できて、今後の課題になった」

 今年のG1は古性、脇本、古性、脇本の順で制覇。近畿コンビがタイトルをジャックしている。

 「このままいい流れをつくれれば。プレッシャーも大きいけど、期待に応えなければならないという使命感を持って戦えている」
 5月の福井F1準決勝から白星を並べ続けて連勝を17に伸ばした。これからも輪界最強レーサーがファンの期待に応え続ける。

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2022年8月16日のニュース