【札幌記念】パンサラッサ圧逃 過去10年1番人気未勝利の波乱レース

[ 2022年8月16日 05:30 ]

札幌記念データのイチ押しはパンサラッサ

 夏競馬も終盤戦に突入。今週は北海道シリーズの目玉競走「第58回札幌記念」。夏競馬唯一の定量G2に、今年も豪華メンバーが集う。過去10年で1番人気が未勝利と波乱含み。同期間のデータを分析し、狙える馬を探る。

 【年齢】勝ち馬は全て3~6歳。特に5歳【2・6・4・30】、6歳【3・2・1・24】と経験豊富なベテラン馬の活躍が目立つ。7歳以上は2着2回止まりで、あくまで連下候補。3歳の参戦がない今年は4~6歳に狙いを絞りたい。

 【前走】まず連対20頭は全て前走で重賞に出走。これは必須条件。クラス別ではG1(海外含む)が4勝、2着7回。連対率・224でリードする。強豪が集うだけに強敵相手の経験がものをいうレースだ。G3組も健闘しているが、これには函館、札幌両記念が函館開催だった13年が含まれる。双方同舞台で函館記念の1~3着馬が札幌記念でも上位を独占したレアケース。基本はG1出走組を重視したい。

 【実績&間隔】連対20頭のうち17頭が重賞ウイナー。残る3頭のうち2頭が芝重賞で3着以内の実績があった。また連対20頭のうち18頭が5月以降に1戦以上を消化。勝ち馬に限れば14年Vハープスター、昨年Vソダシの中12週(ともにオークスから直行)が最長間隔。

 【血統】種牡馬はディープインパクトが3勝、2着3回と他を圧倒。ハービンジャー、キングカメハメハは3連対で続く。一方、母系に注目すると連対20頭中9頭に、母の父がノーザンダンサー系という共通項がある。

 【結論】傾向に合致するのはパンサラッサだった。昨秋以降6戦4勝と急激に力をつけた5歳馬。3月のG1ドバイターフの同着Vも記憶に新しい。連対は全て1800~2000メートル。前走・宝塚記念は距離が長かった。父がキングカメハメハの直子ロードカナロア。母の父はノーザンダンサー系のモンジューという配合も魅力的。同型ジャックドールとの先陣争いも含め注目したい。 (データ班)

続きを表示

2022年8月16日のニュース