奈穂　女性初函館2週連続勝利狙う「チャンスが増えるのでプラスにしたい」

　【東西ドキュメント・函館＝16日】先週土曜8Rをチェイスザドリームで逃げ切って、今年6勝目（通算13勝目）を挙げたデビュー2年目の古川奈穂（21＝矢作）。函館での女性騎手の勝利は97年の牧原由貴子（現姓増沢、レイズスズラン）以来25年ぶりだった。古川奈は「そうだったんですか。（函館には）女性騎手はあまり来てないですからね。チャンスのある馬に乗せていただいて感謝の気持ちでいっぱい。今週も頑張りたいです」と笑顔を見せた。

　今週は日曜10R檜山特別の自厩舎のモズピンポンなど6鞍に騎乗予定で、モズとは昨年3月に勝ち星を挙げているコンビの復活だ。鈴木智は追い切りに乗った感触について聞いた。「普段動くタイプではないですが、最後までしっかり伸びてくれました。馬のテンションは良くなっています」と古川奈。昨夏は負傷で休養していたため、夏の滞在競馬は初体験で「普段一緒にいない騎手と触れ合えたり、いろんな人に話を聞くチャンスが増えるので、プラスにしていきたい」。函館では初となる女性騎手2週連続Vを達成できるかに注目だ。