【宝塚記念1週前追い】タイトルホルダー G1連勝へ前回以上の出来 横山和と息ぴったり加速

[ 2022年6月17日 05:10 ]

ウッドチップコースで追い切るタイトルホルダー(撮影・郡司修)
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 上半期を締めくくるドリームレース「第63回宝塚記念」(26日、阪神)の1週前追いが16日、東西トレセンで行われた。ファン投票1位のタイトルホルダー(牡4=栗田)は横山和を背に圧巻の動き。G1・2勝目を飾った天皇賞・春より一段とアップしている。

 どこまで進化するのか?タイトルホルダーには凄みが増している。Wコースの向正面。5馬身前に僚馬アムールマルルー(4歳1勝クラス)がいた。しかし、しゃかりきに追いかけることもなく、横山和との呼吸はピタリ。序盤から折り合って4コーナーを回り、直線は滑らかに力強く加速した。6F80秒9~1F11秒9(馬なり)の好時計。2馬身まで詰めたところがゴールで、実質は単走の1週前リハ。ボリュームに満ちた体が順調を物語る。

 横山和は「前の馬を先導役としてペースをつくってもらう形。天皇賞が終わってから、厩舎がここに向けてしっかりスケジュールを組んで調整をしてくれているので、乗っていて不安がない状態。出来は前回より良くなっている」と目を輝かせた。栗田師も「競馬を想定して、前と後ろにも馬を置いて、プレッシャーを感じる中でどういうリズムで走るかをチェックした。よく我慢していた。やればいくらでも出るけど、全体時計も速く負荷も十分かかっている」と目を細めた。

 あのオグリキャップ(90年=15万2016票)を上回り、宝塚記念歴代最多19万1394票の堂々のファン投票1位。指揮官は「多くの人の応援に感謝しています。と同時に重圧も凄く感じる。最高の状態で出したい。やることはいつも通りです」とさらに気合を入れていた。

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2022年6月17日のニュース