【阪神新馬戦】ガルヴァナイズ“大魔神”&友道師コンビで4頭目G1へ 福永も手応え「初戦から動ける」

[ 2022年6月17日 05:30 ]

ガルヴァナイズ(撮影・亀井直樹)
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 サマー阪神は来週、宝塚記念を含めて見どころ満載。開幕初日の新馬戦(5R、芝1600メートル)に、いきなり大物登場だ。今年ドウデュースでダービーを制した友道厩舎はガルヴァナイズ(牡、父リアルスティール)が現2歳世代の先陣を切る。オーナーは大魔神こと佐々木主浩氏。再び大きな夢を追う。

 先んずれば人を制す。近年、いち早いデビューはクラシック制覇への絶対条件と言われる。今年のダービー馬ドウデュースも残暑厳しい9月の小倉でデビューした。理由はクラシックから逆算したローテを組めるから。友道厩舎の新馬第1号となるガルヴァナイズは、ダービー馬より2カ月以上早くデビュー戦を迎える。

 期待の大きさはここに至る調教過程が雄弁に物語る。コンビを組む福永が3週連続で手綱を取り、走ることを教授し、素質に磨きをかけた。先週CWコースで6F81秒4~1F11秒8の強い負荷。最終追いは芝コースに入れ、5F68秒5~1F11秒8。ほぼ現時点での完成形に近づいた。週を追うごとに福永の期待感も高まっているようだ。

 「1週前にビッシリやっているので芝での動きも良かった。(父の)リアルスティールのようなパワーはないが、軽さとスピードがある。距離はもう少しあってもいいが、初戦から動けると思う」

 佐々木主浩オーナーと友道師の信頼関係は厚い。これまでヴィルシーナ(13、14年ヴィクトリアマイル)、ヴィブロス(16年秋華賞、17年ドバイターフ)、シュヴァルグラン(17年ジャパンC)の3頭がG1ホースに輝いている。ガルヴァナイズについては「今で460キロぐらい。生まれた時からいい体をしていたが、本当にここまで順調に来た。動きはいいし、素直で初戦からいい競馬ができると思う」と指揮官。友道厩舎の2歳馬は今年も超が付く豪華なラインアップ。その先陣を切り、真っ先に1着のゴールを駆け抜ける。

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2022年6月17日のニュース