ドウデュース 凱旋門賞直行、友道師「まだ漠然とだけど、ぶっつけで行こうかな」

[ 2022年6月2日 05:20 ]

29日の日本ダービーを制した武豊とドウデュース
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 歓喜の輪、再び――。そんな光景が1日の栗東で見られた。第89回日本ダービー馬の座に就いたドウデュース(牡3=友道)の馬主・調教師・ジョッキーの3人が顔をそろえたのだ。

 最大の関心事となる凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン)の挑戦について友道師は「まだ漠然とだけど、ぶっつけで行こうかな、と思っている。ドウデュースはのんびりした性格なのでフランスに長くいると放牧だと勘違いする可能性がある。長期滞在は向いていないと思う」と、ニエル賞などの前哨戦を挟まず直行の方針を明かした。

 オーナーであるキーファーズの松島正昭代表はこの日、友道厩舎に改めて感謝の気持ちを伝えるためにトレセンを訪問。「一夜にして人生が変わった」とダービーオーナーとしての感動を表現する。「今年はクールモアの力を借りずに自分の所有馬、それもダービー馬で凱旋門賞に胸を張って挑める。ここがスタートライン」と力を込めた。

 武豊はダービー6勝の偉業をジョッキー仲間、調教師、厩舎関係者から祝福されて笑顔で対応。「凱旋門賞に挑めるだけではなく、あの強さなら(Vを)意識できる。夢が広がる」と期待と展望を口にした。ドウデュースは2日に放牧先のノーザンファームしがらきに移動し、休養する。

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