【天皇賞・春】(1)ヴェルミセル波乱劇演出!最内枠、舞台相性、雨予報…条件整った!

[ 2026年5月1日 05:10 ]

厩舎周りで運動するヴェルミセル
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 伝統の長距離G1「第173回天皇賞・春」の出走馬15頭と枠順が30日、確定した。当日の天候は曇りのち雨予報。道悪想定で浮上するのが、過去10年で馬番別最多3勝の1番を引いたヴェルミセルだ。父ゴールドシップは15年当レースで1番枠から勝利。充実ムードの6歳牝馬がアッと驚く波乱劇を演出する。

 木曜昼過ぎの雨で馬場がぬかるんだ栗東トレセン。投票所が独特な緊張感に包まれる中、午後2時過ぎに天皇賞・春の枠順が発表された。サウジアラビアのレッドシーターフハンデキャップ11着からの遠征明けとなるヴェルミセルが吉兆の1番をゲット。吉村師は「ロスを小さくして運べるのがいいですね。G1で強い馬がそろうので内枠を生かせれば」と歓迎した。

 過去10年で馬番別最多の3勝。阪神開催だった21年ワールドプレミアを除いても16年キタサンブラック、23年ジャスティンパレスで2勝を挙げる。12年には14番人気ビートブラックがこの絶好枠から大金星を挙げた。京都芝3200メートルは坂を2回越えるタフな舞台。6回コーナーがあるので外を回らされると必然的に距離ロスが大きくなる。道中はじっと脚をためて末脚をさく裂させる構えだ。

 舞台相性も申し分ない。昨年の京都大賞典は15番人気3着と奮闘。その次走のエリザベス女王杯も0秒7差8着なら悪くない。「下級条件の時はローカルの芝2600メートルで結果を出していましたけど、今は広いコースの方が良さそう。京都の坂の下りも加速しやすいですから」とうなずく。

 サウジアラビア遠征の前走時と比べても気配は急上昇だ。「あの時も状態は悪くなかったけど良化途上のところがあって。今の方が数段いいですね」と目を細める。2週連続で稽古をつけ、昨年の当地重賞2戦でもコンビを組んだ鮫島駿は「昨年と比べて(動きの)弾みが違います。僕が乗った中で一番いいですよ」と絶賛。「タフな流れで上がりがかかるようなら。馬場は渋った方がいいです」とイメージを膨らませた。

 当日の京都競馬場は曇りのち雨の予報、降水確率80%だ。指揮官は「少しでも早い時間から多く降ってほしい。ドボドボになっても全く苦にしない馬だから」と大雨を願った。24年11月の三陸特別(2勝クラス)では重馬場で4馬身差の圧勝を飾った道悪巧者。恵みの雨が後押しとなり、大波乱の立役者となるかもしれない。

 《73年ぶり牝馬Vなるか》天皇賞・秋は距離が3200メートルから2000メートルに短縮された84年以前を含め、牝馬が16勝。逆に天皇賞・春は53年レダの1勝のみとなっている。グレード制が導入された84年以降では延べ31頭が出走し、馬券圏内に入ったのは21年3着カレンブーケドールのみ。05年に来日したオーストラリアの名牝マカイビーディーヴァは2番人気7着に敗れた。73年ぶりの牝馬Vなるか。ヴェルミセル、アクアヴァーナル、ホーエリートの3頭が牡馬にぶつかっていく。

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