【小倉大賞典】アリーヴォ 差し切って重賞初V、今年初の重賞1番人気馬勝利

[ 2022年2月21日 05:30 ]

<小倉11R・小倉大賞典>大外から差し切って重賞初制覇を飾ったアリーヴォ=左(撮影・中村 達也)
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 「第56回小倉大賞典」は1番人気アリーヴォが差し切って重賞初制覇、年明けから続いた重賞1番人気連敗記録を「18」で止めた。

 先頭でゴールを駆け抜けたアリーヴォの馬上で横山和は左手で力強くガッツポーズ。「人気に応えられて良かったです」と勝利をかみしめた。昨年の有馬記念で鞍上の弟・武史がエフフォーリアで勝ったのを最後に続いていた1番人気の連敗記録。小倉得意な人馬のタッグでストップさせた。パートナーは当地5戦5勝、鞍上も当地開催リーディング首位の12勝目を挙げた。

 道中から馬場のいい外を通って末脚を温存。Vロードは見えていた。「気を抜かせないように気をつけた。これだけ離して(1馬身3/4差)勝てたし馬も成長していると思う」。見守った杉山晴師も「今までで一番強い競馬だった」と評価。次走は未定ながら、強い4歳世代からまた新たな重賞ホースが誕生した。

 ◆アリーヴォ 父ドゥラメンテ 母エスメラルディーナ(母の父ハーランズホリデー)18年5月17日生まれ 牡4歳 栗東・杉山晴厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績10戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金9663万3000円。馬名の由来はイタリア語で「到達する」。

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2022年2月21日のニュース