【有馬記念】クロノジェネシス 輝く馬体、連覇へ万全 斉藤崇師「良くなってきた」

[ 2021年12月20日 05:30 ]

追い切り後に運動するクロノジェネシス(撮影・坂田高浩)
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 午前4時15分、ライトに照らされたCウッドチップコースにクロノジェネシスが現れた。芦毛の馬体でも毛ヅヤの良さが目立つ。和田助手を背にリズム良く左回りのコースを周回、直線はダイナミックな脚さばきで駆け抜けた。マークした1000メートル72秒4~200メートル12秒8のタイムは、1年前の日曜追い(72秒1~12秒7)とほぼ同じ。連覇に向けて態勢は整いつつある。

 見守った斉藤崇師は開口一番「良くなってきたんじゃないかな」と満足げ。「直線に向いて、トモ(後肢)からしっかり動けるようになればと思っていたが、意図した調教ができた。だいぶ体が動くようになってきた」と感触を口にした。

 有馬記念を最後に引退、繁殖入りが決まっている。レース後には中山競馬場で引退式が行われ、競馬場で2泊した後、福島・ノーザンファーム天栄を経由して北海道へ向かう予定。慣れ親しんだ栗東トレセンでの調整も残りわずかだ。指揮官は「あと1週間ですね」と気を引き締める。ラストランに向け、緊張が続く。

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2021年12月20日のニュース