【住之江・SGグランプリシリーズ】新田 SG3度目V、鮮やか捲り差し「完璧ターンできた」

[ 2021年12月20日 05:30 ]

住之江・GPシリーズ優勝を飾った新田
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 ボートレース住之江は19日行われ、第11Rのグランプリ(SG)シリーズ戦は新田雄史(36=三重)が3コースから捲り差してイン中島をとらえ、シリーズ戦2V、SG3Vを飾った。

 グランプリ1stステージで無念の敗退。「決定戦に乗れるようにと思ってきたけど、うまくいかないことも多々あるんでね…」。悔しいシリーズ戦まわりとなったが、気持ちは最後まで途切れなかった。

 「特に予選ラストの4日目、大外から勝って一気に乗れていきましたね」

 迎えた優勝戦は3号艇。枠なりの3コースに入ると1周1マークは狙いすました鋭い捲り差しが中島の内懐をえぐった。そのままバック内有利に運ぶと2マークを先取りしてVゴール。

 「調整はバッチリ。スタートも全速で行けました。チャレンジカップが3号艇で中途半端なターンになってしまったんで今日は捲り差し一本に決めてました。1マークは完璧なターンができましたね」

 まさに自画自賛の優勝。これでシリーズ戦は2度目のV。住之江は3月のG1太閤賞に続いて連覇達成。

 「連続優勝したし、やっぱり住之江は相性のいい水面ですね」
 気持ち良く今年のラストランを締めくくった新田。

 「来年は峰竜太を倒せるようにもう少し努力して、ボクが決定戦の1号艇で乗れるように頑張ります」と力強く語ってくれた。 

 ▽11RVTR 枠なり3対3。中島がインから軽快に伸ばして楽逃げかと思われたが、新田が中島以上の鋭角度で捲り差し!新田のヘサキが中島に届いた。中島は2M逆転を狙うも流れ、新田のSG3Vが決まった。西山の差しはブイに接触して転覆(妨害)、それに篠崎元、上野が次々に乗り上げ、上野は転覆せず。

 ◇新田 雄史(にった・ゆうし)1985年(昭60)2月19日生まれ、三重県出身の36歳。三重支部の96期生として05年5月浜名湖でデビュー。07年9月浜名湖で初優勝(通算32V)。13年5月福岡オールスターでSG初優勝(通算3V)。同期に平本真之、篠崎元志ら。1メートル69、血液型B。

 《次走》中島孝平、上野真之介は24日からのとこなめ一般戦に出場し、今垣光太郎、浜野谷憲吾、斉藤仁らと対戦する。西山貴浩は28日からの若松一般戦で今井貴士、羽野直也らと対決する。新田雄史は29日からの津一般戦で坂口周、岡祐臣らが相手。篠崎元志は1月3日からの福岡一般戦で篠崎仁志、小野生奈らと相まみえる。岡崎恭裕は29日からの芦屋一般戦で郷原章平、新開航らと覇権を争う。

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2021年12月20日のニュース