【川崎・全日本2歳優駿】ドライスタウト 無傷3連勝で戴冠!直線で後続突き放した

[ 2021年12月16日 05:30 ]

全日本2歳優駿を圧勝したドライスタウト。
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 2歳のダートチャンピオン決定戦「第72回全日本2歳優駿」(G1)が15日、川崎競馬場で行われた。単勝1・8倍の圧倒的支持を受けたドライスタウトが直線先頭から押し切り優勝、デビューから無傷の3連勝でG1タイトルを手にした。

 好スタートから1コーナーで2番手を取ると終始逃げたカイカノキセキをマークしてのレース。仕掛けたのは3コーナー。手応え抜群にカイカの外に並びかけると直線を向いた瞬間にハナに立った。後は戸崎の手綱に導かれて一気に後続を引き離した。残り100メートルで気合付けの右ステッキ2発をもらうと最後まで伸び切り後続に2馬身半差をつけてゴールした。

 15年のサウンドスカイ以来、このレース2度目の制覇となった戸崎。「跳びが大きい馬だし距離にも不安があったが能力を信じて乗った。終わってみれば何も心配することはなかった。2番手からスムーズな競馬ができたし強い勝ち方。今後が楽しみ」と将来性に太鼓判を押した。初めてのG1制覇となった牧浦師も「最初は出走枠の補欠の1番手で心配したが出られて良かった。まだまだ伸びしろの大きい馬。次走は決まっていないが中央、地方問わず重賞を使いたい」と視線を先に向けていた。

 ◆ドライスタウト 父シニスターミニスター 母マストバイアイテム(母の父アフリート)牡2歳 栗東・牧浦充徳厩舎 馬主・YGGホースクラブ 生産者・北海道日高町の下河辺牧場 戦績3戦3勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金5944万3000円。

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2021年12月16日のニュース