【朝日杯FS】トウシンマカオ&セッカチケーン 高柳瑞厩舎2頭仕上がった!

[ 2021年12月16日 05:30 ]

坂路で併せて追い切るトウシンマカオ(右)(撮影・西川祐介)
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 【G1ドキュメント・美浦=15日】高柳瑞厩舎はトウシンマカオとセッカチケーンの2頭出し。京王杯2歳S2着のトウシンマカオはBコースでウオーミングアップしてから、坂路に移動してクロノフルール(3歳2勝クラス)と併せ馬。4馬身追走してきっちり併入。4F52秒6~1F13秒0で駆け上がった。高柳瑞師は「強い負荷をかけたかったので、しまい強めの指示を出した。前走のレース内容を見てここを使うことに決めた。距離はベストではないが、こなしてくれると思う」と話した。

 父がスプリンターだったビッグアーサーだけに距離が不安視されているが、前走は1400メートルにしては遅い流れの中ぴたりと折り合い、しまいもしっかりと脚を伸ばした。初戦勝ちは新潟のマイル戦。距離も長距離輸送も経験しているだけに、不安はなさそうだ。

 特捜チケンこと鈴木智が個人的に気にしているのはセッカチケーンの方。自分もせっかちなところがあるので、初めて馬名を見た時から気になっていた。東京のダート1600メートルでデビュー勝ち。前走は同じくダートのマイル戦カトレアSで10着。そして3戦目で、勇躍芝のマイルG1に挑戦する。自分が注目していた馬が大舞台に出走するのは、やはりうれしい。

 この日はWコースでレイデルマール(3歳1勝クラス)を3馬身追走し、5F68秒1~1F12秒5で半馬身先着。「動きは悪くない。ただ、ここはチャレンジ。走りのフォームもダート馬っぽいからね。夢を持って挑みたい」と指揮官。「がんばれ!」の文字が入った単複の応援馬券を買おうと決めた鈴木智だった。

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2021年12月16日のニュース