【阪神JF】サークルオブライフ90点 力みなく悠然とたたずむ姿、完成度の高さ随一

[ 2021年12月7日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

悠然とたたずむ姿、完成度の高さは随一のサークルオブライフ
Photo By 提供写真

 完成度の高さならサークルオブライフが随一です。他の2歳牝馬と比べてキ甲(首と背中の間の膨らみ)が発達しています。それに伴い、首差しも奇麗に抜けている。前後肢は480キロ前後の体重以上にボリューム感があります。特に発達しているのがトモ。そのパワーを絶妙な角度の飛節が推進力に変えています。

 立ち姿も2歳馬離れしている。顔にも四肢や尾にも力み一つ見せず、悠然とたたずんでいます。アーモンドアイ、カレンブーケドール、マジックキャッスル、アカイトリノムスメ、サトノレイナスなどG1戦線で活躍する牝馬を毎年のように送り出す国枝厩舎。サークルオブライフも厩舎に何らかのタイトルをもたらす逸材です。背中と腹下が短い体形。マイルのタイトルが最もふさわしいでしょう。

続きを表示

2021年12月7日のニュース