【天皇賞・秋】(4)ポタジェ 好枠から虎視たんたん ここまで4着以下なし

[ 2021年10月29日 05:30 ]

ポタジェ
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 【G1ドキュメント・栗東=28日】3階級制覇の懸かるグランアレグリア、3冠馬コントレイル、勢いに乗る3歳世代の皐月賞馬エフフォーリアと3強ムードが漂う。本命は週初めから決め込んでいた万里絵だが、栗東で取材をしているうちにポタジェの存在が気になってきた。水曜の追い切りでも馬なりで軽快なフットワークを見せており、中2週でも順調そうな気配を感じた。友道師も「100点満点だと思います。最後もいいフォームで走っていたし、いい感じで初G1を迎えられる」と声のトーンが高かった。

 常に善戦している馬だけに応援したい気持ちになる。特に前走・毎日王冠はG1馬2頭に次ぐ3着で、差もわずか。G1でも十分にやれることを示すレースだった。さらに1800メートルの前走より今回の2000メートルの方が走り慣れた距離で、より良さの出る舞台になる。安定感抜群で、かつ勢いもある。3強に食い込むならこの馬かもしれない。

 午後2時に枠順が確定し、ポタジェは内の2枠4番。内枠有利の東京2000メートルで過去10年だと4番の馬が2度優勝(14年スピルバーグ、18年レイデオロ)している。絶好枠をゲットし、大江助手は「非常にいい」と第一声。「重賞を勝ってないし、強いメンバーとやるにはそつなくレースの流れに乗ることが重要。立ち回りも上手な馬なので、スムーズなレースができそうなイメージの湧く枠」とうなずいた。枠を見て重い印を打つことを決めた。ここまで4着以下のないポタジェ。相手なりに好走してきた同馬がこのメンバー相手にどんな走りをするのか、楽しみだ。

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2021年10月29日のニュース