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【天皇賞・秋】トーセンスーリヤ完成形 新潟記念で差しての2着に横山和「自信になりました」

[ 2021年10月29日 05:30 ]

厩舎周りで運動するトーセンスーリヤ(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 トレセンの最前線で取材する記者が気になる穴馬に迫る秋の連載企画「G1リベンジャーズ」。至極のメンバーがそろった「天皇賞・秋」は“3強”以外も軽視禁物。3回目は特捜チケンこと東京本社の鈴木智憲記者が、今年のサマー2000シリーズチャンピオン・トーセンスーリヤに熱視線を送った。

 充実した夏を過ごしたトーセンスーリヤが、満を持してG1獲りへ挑む。今夏は7月の函館記念に遠征。得意の先行策から余裕を持って抜け出し、3馬身差の完勝。昨年5月の新潟大賞典以来となる重賞2勝目を挙げた。その後は十分な間隔を取って、9月の新潟記念に参戦。ここでは中団に待機して末脚勝負。勝ったマイネルファンロンに半馬身及ばなかったものの、2着に食い込んだ。

 横山和は「ああいう形を試してみたかった。試すには絶好の舞台だった。トップハンデ(57・5キロ)で、ああいう競馬ができて、自信になりました」と振り返った。この厳選された2000メートルの2戦で結果を出し、トーセンスーリヤは今年のサマー2000チャンピオンに輝いた。

 その後は毎日王冠を挟むプランもあったが、自重して天皇賞・秋へ直行。おかげで疲れもなく、フレッシュな状態でG1を迎える。27日の最終追いは横山和を背に、Wコース単走で行われた。ゆったりとした入りで3角すぎからスムーズに加速。直線では鞍上のゴーサインに応えて、しっかりと脚を伸ばした。5F66秒8~1F11秒3の時計に、横山和は「(小野)先生からは“任せるよ”の指示。動きは本当に良かった。リズムを確かめて、ラスト100メートルだけ反応を見た。元気がいいし不安点はない」と晴れやかな表情で話した。弟・武史が先週の菊花賞をタイトルホルダーで制覇。今週は兄・和生がスポットライトを浴びても、決しておかしくはない相棒だ。

 G1は昨年の宝塚記念(7着)以来2度目の挑戦。強敵が集まったが、小野師は「凄いって言っても戦ってないからね。力関係は分からない。G1を使うにはちょうどいい頃合い」ときっぱり。6歳秋にして本格化を迎えたトーセンスーリヤが、3強に真っ向勝負を挑む。

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