【桐生・赤城雷神杯】桐生 13度目G1制覇、賞金5位浮上 GP出場見えた

[ 2021年9月17日 05:30 ]

今年3度目のG1制覇で優勝カップを手にする桐生
Photo By スポニチ

 桐生ボートのG1「開設65周年記念・赤城雷神杯」は16日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の桐生順平(34=埼玉)が逃げて、13度目のG1制覇。賞金1000万円を加算し、賞金ランク5位に上昇。6位以内でのグランプリ(12月14~19日、住之江)出場が見えた。

 「名前が同じだし、デビュー2節目がここだった。ずっと獲りたいと思っていた」。桐生が思い入れの深い地で周年タイトルを手に入れた。予選2位から転がり込んだポールポジション。ピット離れで遅れたものの前付けに来た江口からインを死守した。コンマ09の好スタートを決め、4カドから伸びてきた菊地を受け止め押し切った。

 「ピット離れは技量不足。慌ててしまった。展示タイムが良くなったし、足は良くなっていたのかも。試運転から感じが良かった」

 今年前半は絶好調。2月の多摩川関東地区選で優勝すると、4月に宮島ダイヤモンドカップを制し、2個目のG1タイトルを獲得した。5月の住之江オールスターでも優出(6着)した。SGでも結果を残す一方で、オーシャンカップ、メモリアルと夏場に行われた2大会は共に予選落ち。この優勝をきっかけに、再び上昇曲線を描く構えだ。

 賞金ランキングは5位に上昇。住之江グランプリにトライアル2ndから出場できる同6位以内に入った。「調整のしやすい季節になるし、頑張りたい」。攻めの姿勢を崩すことなく賞金争いに乗り込む。

続きを表示

2021年9月17日のニュース