【セントライト記念】津村ワールドリバイバル　粘り込みに夢託す

＜セントライト記念＞黒岩を背にCウッドをアメージングラン（左）と併せ馬で追い切るワールドリバイバル
Photo By 提供写真

　　【東西ドキュメント・栗東＝16日】先週京成杯AHの結果にア然としたオサム。コラムに「逃げ馬でも追い込み馬でもない」と書いたが、逃げたコントラチェックと追い込んだカテドラルで決まっとるがな。カン悪し。しかしコントラの逃げが読めないようでは穴記者失格。中山の重賞で波乱を演出するのは、いつも逃げ＆先行馬なのだ。

　そこでセントライト記念はワールドリバイバルに注目。最終追いが秀逸。黒岩が騎乗したCWで81秒1～1F12秒1の好時計。アメージングラン（4歳2勝クラス）を後方から追走する形で直線は外に併せ、1馬身先着。

　「間隔が空いたのでコースでしっかりやった。春より余裕を持ったローテーションで状態は良さそう」と牧田師。今回同型もいるが、「別にケンカしなくていい」と好位からの競馬をイメージ。抑えた位置から食い下がった前走のラジオNIKKEI賞が収穫だったと話す。存在感を消した津村の粘り込みに夢を託そう。