ウメノファイバー死す 25歳、老衰 99年オークス制覇 相沢師「一生忘れない」

[ 2021年9月13日 05:30 ]

99年のオークスを制したウメノファイバー
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 99年のオークスを制したウメノファイバーが12日、けい養先のハクレイファーム(北海道新冠町)で老衰のため25歳で死んだ。同馬はサクラユタカオー産駒で、98年デビュー。蛯名正義(現調教師)とのコンビで同年のG2京王杯3歳S(当時)、翌99年のG3クイーンCを制覇。桜花賞で6着に敗れ、7番人気で迎えたオークスで逆襲。1番人気トゥザヴィクトリーを鼻差抑えて優勝した。

 00年阪神牝馬S(6着)を最後に通算16戦4勝で引退し、繁殖入り。産駒のレディーダービーが産んだ孫のヴェルデグリーンが重賞2勝と活躍した。現2歳でデビュー前のビヨンドザタイム(牡=金成、父ダイワメジャー)が最後の産駒となる。

 現役時に管理した相沢郁師(62)は「開業2年目でオークスを勝ってくれて、子供も孫も走ってくれた。相沢厩舎のために生まれてきた馬。一生忘れない。お疲れさまでした」と別れを惜しんだ。

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2021年9月13日のニュース