ボートレーサー不適切受給 215人を出場停止など処分、総額2億1000万円

[ 2021年4月29日 05:30 ]

記者会見する潮田政明日本モーターボート競走会会長(中央)
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 ボートレーサーが新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不適切に受給していた問題で、実態調査をしていた日本モーターボート競走会と選手会は28日、東京都内で結果を公表する記者会見を開いた。新たに選手4人が不適切に受給していたことが分かり、計215人になったと発表し、総額は約2億1000万円に上った。

 競走会などは215人全員を戒告などの処分とし、特に悪質だった67人は、5月から1~4カ月の出場停止とした。24人がフライングなどの違反による出場停止期間の減収を悪用して受給していたことも判明。全受給者の約6割は、昨年7月に選手会がレースの開催自粛はなく、申請要件に該当しないとする注意喚起の文書を出した後に受給していた。全員が返還済みか返還の手続き中という。競走会の潮田政明会長は「不正につながりかねない行為で、競技の公正、健全な運営をおびやかすものだ」と処分の理由を説明した。

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2021年4月29日のニュース