大塚騎手パワハラ訴訟 弁論準備手続き 被告は改めて否定

[ 2021年4月10日 05:30 ]

大塚海渡騎手
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 デビュー3年目の大塚海渡(20)が、前所属厩舎の木村哲也師(48)からの度重なる暴言、暴行のパワーハラスメントで精神的苦痛を負ったとして、同師に850万円余りの損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが9日、水戸地裁土浦支部で行われた。

 原告側は代理人弁護士が2人出席し、被告側は代理人弁護士が電話で参加した。被告側は改めて暴行やパワハラを否定し、技術向上の指導のために大塚に対して厳しくあたったと主張。原告側の鈴木和憲弁護士は「今後は被告の行為と大塚海渡くんが精神的に陰鬱(いんうつ)となってしまったことの因果関係が争われることになると思う」と見通しを語った。次回の弁論準備手続きは5月28日に行われる予定。

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2021年4月10日のニュース