【香港カップ】ノームコア 2年連続きょうだい馬同一年G1制覇!半妹ジェネシスと史上2組目の偉業

[ 2020年12月14日 05:30 ]

 直線は日本馬同士のし烈な叩き合いに。道中はダノンプレミアム、ウインブライト、ノームコアの並びで日本馬3頭が縦に並んだ香港カップ。先に抜け出しかけたのが昨年覇者のブライトだ。だが、外ノームコアの勢いが違う。ラストは3/4馬身突き放し、19年ヴィクトリアMに続くG1・2勝目を決めた。日本馬の香港C優勝は5頭目。騎乗したパートンは「とてもいいレースができた。道中はウインブライトの後ろの良い位置に付けることができ、最後の直線は奮起していい伸びでした」と相棒を称えた。

 半妹は今年の宝塚記念を勝ったクロノジェネシス。2年連続での「きょうだい馬の同一年G1制覇」は、93、94年のビワハヤヒデ&ナリタブライアン以来2組目の偉業となった。萩原師は「オーナー、牧場の方々をはじめ皆さまの力で勝たせていただいて感謝しています」とコメント。有馬記念で人気を背負う妹にバトンをつないだ。この先も“芦毛の名姉妹”から目が離せない。

 ◆ノームコア 父ハービンジャー 母クロノロジスト(母の父クロフネ)15年2月25日生まれ 牝5歳 美浦・萩原厩舎所属 馬主・池谷誠一氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績17戦7勝(海外2戦1勝、重賞5勝目) 馬名の由来は究極の普通。

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2020年12月14日のニュース