【桐生・赤城雷神杯】毒島 地元でG1・11V!賞金ランク4位浮上、ベスト6でのGP出場グイッ

[ 2020年11月4日 05:30 ]

<桐生・赤城雷神杯>5年ぶり2度目の地元G1を制し優勝カップを手にする毒島
Photo By スポニチ

 ボートレース桐生のG1「開設64周年記念・赤城雷神杯」は3日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の毒島誠(36=群馬)がインから押し切り、4月の多摩川周年以来11度目のG1制覇。地元・桐生では59周年記念以来、5年ぶり2度目のG1Vを決めた。賞金1000万円を加算し、ランキングは4位に上昇。賞金6位以内でのグランプリ(12月15~20日、平和島)出場に大きく前進した。

 最後まで主役の座を明け渡すことはなかった。初日ドリーム戦から開幕3連勝を飾った毒島は、勢いそのままに予選をトップで通過。準優を逃げ切ると、優勝戦もインからコンマ12の好スタートを決めて圧勝。わずかな隙も与えない正確無比なターンで王道Vを成し遂げた。

 「凄くうれしい。1Mは3号艇(山口)が目に入ったけど、めちゃくちゃいいターンができた。100点です。2Mもかなり気持ち良く曲がれた」

 18、19年は賞金ランキング1位でグランプリに参戦。だが、今年は得意の夏場でも調子が上がらず、10位前後に甘んじていた。流れを変えたのが10月の大村ダービー。ここで準優勝すると、この地元G1制覇で獲得賞金は9300万円を超えた。TR2ndにシードされるベスト6入りを視界に捉えた。残る賞金レースは福岡周年(9~14日)、蒲郡チャレンジカップ(24~29日)の2節。し烈な戦いはまだまだ続く。

 「スタート事故をせず、しっかりいい調整をしたい。気持ちを切り替えて、一から頑張ります」

 地元でつかんだ上昇気流に乗り、毒島は休むことなく駆け抜ける。

 ◆次走 優勝した毒島誠、そして久田敏之、山口剛、枝尾賢、篠崎仁志、吉田拡郎は6人そろって9日からの福岡G1チャンピオンカップに出場する。浜野谷憲吾、山崎智也、吉川元浩、桐生順平、高野哲史、羽野直也、仲谷颯仁らと激突する。

続きを表示

2020年11月4日のニュース