原点回帰でリフレイム一変 黒岩師「京王杯2歳Sに出走する方向でいる」

[ 2020年11月4日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=3日】怪物か、問題児か。新馬戦で幅員25メートルの新潟Aコースを横断逸走しながら逃げ切ったリフレイム。評価の分かれ目となる2戦目は後方待機策からの差し切りV。優等生なレースぶりに一変した。陣営は同馬にどんな魔法をかけたのか。田井は管理する黒岩師の話を聞いた。

 「まずは真っすぐ走らせることが課題の馬。気持ちを高ぶらせないよう、調教はフラットワークを中心にやってきた」。フラットワークとは、3種の歩様(常歩、速歩、駈歩)の運動。乗馬初心者が最初に練習する基本的な動きで、競走馬の追い切りとは一線を画す。乗馬の原点に立ち返ったことで生まれ変わったリフレイム。「前走だけ見るとうまくいっているように感じるけど、これまでの過程もあるので慎重に。(水曜の)追い切り次第だけど、京王杯2歳Sに出走する方向でいる」と師。父アメリカンファラオ譲りの怪物級ポテンシャルに操縦性が伴った今なら、重賞の壁も難なく突破か。

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2020年11月4日のニュース