【川口・日本選手権】森且行がSG初制覇 涙浮かべ「皆さんのおかげ」

[ 2020年11月3日 18:19 ]

オートレースの第52回日本選手権で初優勝し、賞金ボードを掲げる森且行
Photo By 共同

 オートレースの日本選手権(SG)は3日、埼玉県の川口オートレース場で優勝戦(5100メートル、10周)が行われ、元SMAPの森且行(46)=川口=が初優勝、最高峰のSGレース初制覇を果たし、優勝賞金1700万円を獲得した。

 森は1996年にSMAPを脱退。翌年オートレーサーとしてデビューし、人気選手となった。転身して24年目で大きな夢をかなえ「仲間とファンの皆さんのおかげ。(喜びを)一番応援してくれたおやじに伝えたい」と声を詰まらせ、目には大粒の涙を浮かべた。

 運も味方した。好スタートから3番手につけて迎えた6周目、3コーナーすぎで前の2人が接触して転倒。トップに躍り出ると、そのまま後続を振り切った。「後半は滑り出してきつかった。最後2周はコース取りがむちゃくちゃでした。めちゃくちゃ運がある」。きつい減量に耐え、スタートに磨きをかけた努力が、4度目のSG優勝戦挑戦で実を結んだ。

 人気薄の森の勝利で、払戻金は2連単が4万3970円、3連単が57万8880円の好配当となった。

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2020年11月3日のニュース