岡部幸雄氏&中村均氏、旭日小綬章受章 初の2人同時受章

[ 2020年11月3日 05:30 ]

岡部幸雄氏(左)と中村均氏
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 政府が2日に発表した2020年秋の褒章受章者で、競馬関係者からは元日本騎手クラブ会長の岡部幸雄氏(72)と、元日本調教師会会長の中村均氏(72)が旭日小綬章を受章した。

 過去の受章者には、昨春に受章した鈴木康弘元日本調教師会会長ら5人の競馬関係者がいるが、2人同時は初めて。また、調教師を経験していない競馬関係者の受章者は岡部氏が初めてとなった。岡部氏は史上初の無敗の3冠馬となったシンボリルドルフの主戦ジョッキーとして知られ、米国など海外にも積極的に遠征。タイキシャトルで仏G1ジャック・ル・マロワ賞も勝っている。JRA通算2943勝(重賞165勝、うちG1・38勝)を挙げている。

 ▼岡部幸雄氏 大変光栄に感じております。正直、叙勲の栄に浴することに戸惑いもありましたが、競馬は人馬一体であり、さらに馬に関わる多くの人々の支えがあって成し得ることができたことだと考えると、無敗の3冠馬であり、私を育ててくれたシンボリルドルフをはじめとした多くの馬たちや、関係者にこそ与えられたものであると考え、お受けすることといたしました。これからも競馬発展のために少しでもお役に立てるよう、微力ながら尽くしてまいる所存です。

 ▼中村均氏 大変な名誉であり、また光栄に感じております。これまで多くの方々に支えられ、また協力を得られたおかげであり、あらためて競馬関係者はじめ、全ての皆さまに感謝するとともに、喜びを分かち合いたいと思います。これからも、頂いた勲章に恥じぬよう、競馬発展のため、側面から貢献していければと考えております。

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2020年11月3日のニュース