【天皇賞・秋】カデナ、苦手東京克服 前走毎日王冠で手応えの4着

[ 2020年10月28日 05:30 ]

調教から引き揚げるカデナ
Photo By 提供写真

 イメージ一新の走りだった。毎日王冠のカデナは中団後ろからジワジワ伸びて、2着ダイワキャグニーから0秒1差の4着。善戦止まりと言ってしまえばそれまでだが、それ以前の東京の重賞は4戦全てで2桁着順だっただけに苦手コース克服の意味合いが強かった。調教担当の柴田助手は「いつもより前の位置で運び、直線もしっかり脚を使ってくれました」と評価する。

 もちろん、さらに相手が強くなる今回、簡単な戦いにはならない。ただ、春の大阪杯ではメンバー最速の上がり3Fをマークして0秒2差の4着に食い込んだ実績がある。少なくともG1で通用しない馬ではないのだ。

 血の後押しもある。父ディープインパクト×母の父デピュティミニスター系の配合はステファノスが15年に10番人気2着&16年に6番人気3着に入った。さらに18年は4番人気サングレーザーが2着に食い込んでいる。勝ち切るのは至難の業かもしれないが押さえる価値はあるはずだ。

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