【菊花賞】コントレイルの母ロードクロサイト譲りの“優等生”

[ 2020年10月21日 05:30 ]

コントレイル 無敗3冠翔タイム(2)

ノースヒルズのスタッフ集合写真(前列の右端が福田GM)(撮影・高橋茂夫)
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 無敗で皐月賞、ダービーを制したコントレイルの生産、育成に携わったノースヒルズの福田洋志ゼネラルマネジャー(48)に、母馬ロードクロサイトとの出合いやデビューまでの道のりなどを直撃した。

 ――母のロードクロサイトはどんなお母さん?
 「何の注文もつかない優等生のお母さんです。人に対して従順ですし子育ても上手ですね」

 ――母のロードクロサイトとの出合いを。
 「11年のキーンランド・セプテンバーセールに矢作調教師と2人で赴き38万5000ドル(当時約3000万円)で購入しました。馬体と血統、両面からの総合評価で選ぶのですが将来の繁殖牝馬としての可能性を考え、血統面を重視しました。母フォルクローレは米国でブリーダーズCジュベナイルフィリーズというG1を勝利した、2歳牝馬チャンピオン。父のアンブライドルズソングは米リーディングサイヤーになるほどの名種牡馬ですし、当時、交流重賞を7勝と活躍してくれていたラヴェリータの父でもあります」

 ――ディープインパクトと種付け後、お産までの話を。
 「種付けから出産まで順調に過ごしました。夜中のお産でしたが非常にスムーズで起立や乳付けは平均的な当歳馬よりも随分早かったですね」

 ――ディープインパクトと種付けした理由は?
 「ロードクロサイトはサンデーサイレンス系の血脈を持たないため、初年度からサンデーサイレンス系の種牡馬を配合しています。初子、2番子と十分な馬格を持った産駒を出産していたので、3年目にはディープインパクトを配合しました」

 ――当歳時の様子は?
 「出生から離乳後までの約6カ月半を新冠の本場で過ごしました。生まれて45日目には母馬とともに昼夜放牧を開始しました。母馬と子馬の12組ほどで放牧していましたが、みんなと仲良くしていました」

 ――当歳時にこれだけ活躍すると思いましたか?
 「正直思わなかったです。頑張ってほしいとか、大きなレースで活躍してほしいとかは思いますが、無敗で菊花賞に臨むなんて想像もしていませんでした」

 ――皐月賞、ダービー、神戸新聞杯は無観客で応援に行けなかった。
 「一番に思うことは大変な状況の中、競馬開催を続けてくださったJRAの方々をはじめ、厩舎スタッフの方々への感謝の気持ちですね。春シーズンは世界中で競馬開催がストップしていましたので。それに比べれば競馬場に応援に行ける、行けないということは気になりませんでした」

 ――菊花賞への期待を。
 「たくさんの競馬ファンの方々に応援してもらっているので、ファンの方々の期待に応える走りを見せてくれればと思います」

 ◆福田 洋志(ふくだ・ひろし)1972年(昭47)1月14日生まれ、大阪府出身の48歳。96年ノースヒルズ(当時マエコウファーム)入社。現在は常務取締役ゼネラルマネジャー。 

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