【菊花賞】今週も怖い抽選組 ターキッシュパレスに未知の魅力

[ 2020年10月21日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=20日】先週の秋華賞はデアリングタクトからの典型的な“ヒモ荒れ”。驚かせたのは抽選で滑り込んだソフトフルートの強烈な追い上げだった。スタートで出遅れ、道中後方18番手。そこから首位争い(3着)を演じてみせた。

 さらに、先週の当欄で取り上げたミスニューヨークも抽選を突破し掲示板を死守する5着。熟慮の末、無印にしたオサムは◎が打てなかった己の勇気のなさを恥じた。

 抽選組は怖い。現在賞金1500万ラインに6頭が並ぶ。このうち4頭が出走可能。秋華賞同様、魅力的な馬が顔をそろえている。

 未知の魅力なら真っ先にターキッシュパレスの名前が挙がる。前哨戦の神戸新聞杯は17番人気(単勝191倍!!)をくつがえす5着。同馬はアイルランド生まれの外国産馬。澄んだ秋空を思わせるゴドルフィンの勝負服はソフトフルートと符合する。

 火曜朝、角馬場からCコースを流し愛馬の感触を確かめた23歳の富田。爽やかな笑顔で応対した。

 「乗った感じはいいですね。先週ビッシリ(CWコース6F80秒3~1F12秒8)やって、気持ちも乗って来ました」

 父ゴールデンホーンは15年の凱旋門賞馬。2着フリントシャーを余裕で退け、名手L・デットーリをして「今まで騎乗した馬の中で恐らく一番」と言わしめた名馬。欧州血統が誇る持久力こそ最大の武器だ。

 「スタミナを生かす競馬がこの馬には合っていますね。距離は延びれば延びるほどいい。そこが他の馬にはない強みです」

 週末、京都競馬場の天候は晴れ時々曇りの良馬場予想だが、女心と秋空は揺れ動くもの。週中の雨が日曜までずれ込むことも考えられる。もし渋化が残るなら浮上するのは道悪で2勝を挙げているこの馬。とにかく明日の抽選突破を祈るのみだ。

続きを表示

「森且行」特集記事

「根岸S」特集記事

2020年10月21日のニュース