【菊花賞】“大乱菊展の主役”レクセランス!新馬から連勝、得意の淀で大穴

[ 2020年10月21日 05:30 ]

レクセランス(撮影・亀井 直樹)
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 この秋スタートした新企画「G1テーマパーク」は第3弾を迎えた。クラシック3冠最終決戦「第81回菊花賞」は改修工事前の京都に組まれたラストG1。姿を消す旧スタンドとともに刻まれるのは無敗3冠制覇の記憶か、それとも乱菊の歴史か…。この舞台を待っていた。京都で2戦2勝レクセランスがコース替わりで息を吹き返す! 

 来年の菊花賞は阪神に決まった。淀の坂越えとしばしのお別れ。枚方市出身の小林記者から「菊でテーマパークといえば“ひらパー”やろ!」と声が上がった。同じ京阪沿線にある遊園地。枚方市は明治時代より菊づくりが盛ん。市の花も菊だ。関東の人からも「マイカタ(ヒラカタですが…)といえば菊人形」と言われる。ひらパーでの催しは終了したが、枚方では今でもこの時期に菊人形の展示を見ることができる。パッと、乱菊を咲かせましょう。

 秋の重賞戦線にも一つのテーマがある。2桁人気の馬がバンバン馬券に絡んでいるのだ。13頭以上の重賞レースは9鞍行われ、その内7鞍で波乱を演出。先週の当コーナーで取り上げたマジックキャッスルも10番人気2着と“いい仕事”をした。菊花賞はコントレイル超1強ムード。白旗を揚げる穴党の皆さん、諦めないで。この流れなら出番はある。

 今回はレクセランスに注目した。休み明けの神戸新聞杯はコントレイルから0秒9差の7着。池添学師は「位置取りが悪くなったし、道中は内々で動きづらかった」と振り返る。スタートで寄られる不利があり、後方からの立ち回り。直線は悠然と抜け出すコントレイルに視線は集中したが、内めからコソッと脚を使った。しぶとく追い上げてのもの、悲観することはない。ひと叩きした効果も口にする。

 「1回使ったことで中身も変わってきています。切れるタイプではなく踏んで踏んでこそ。距離は延びる方がいい。京都に替わるのも悪くない。菊花賞は内枠がいいと言われるけど、スタートを考えれば真ん中あたりを引ければと思います」

 京成杯AHで13番人気3着に入ったボンセルヴィーソは池添学厩舎の管理馬。先週の府中牝馬Sは7番人気サラキアが勝った。重賞でポンポンと穴をあけている。鞍上には3冠ジョッキーの松山。実に心強い。

 思えばデビュー戦Vは菊花賞当日だった。見る者を引きつける、大きな観覧車のように1年でグルッとひと回り。輪廻転生(りんねてんせい)、大舞台で3連勝した時の勢いを取り戻すか。観覧車に菊の大輪がダブって見えた。さあ、好配の景色を見に行こう。 

 ▽ひらかたパーク 大阪府枚方市にある遊園地で関西人は親しみを込めて「ひらパー」と呼ぶ。1910年に枚方市の隣の寝屋川市で「香里遊園地」という名で開園。その後、枚方市に移転し「ひらかたパーク」に改称。京都競馬場がある淀から最寄りの枚方公園まで京阪電車で25分ほど。現在、営業している日本の遊園地で最も古い歴史がある。05年まで菊人形展「ひらかた大菊人形」が開かれていた。初代イメージキャラクター「ひらパー兄さん」にブラックマヨネーズの小杉竜一(47)、2代目イメージキャラクター「超ひらパー兄さん」に地元・枚方市出身のV6・岡田准一(39)を起用。

 【すみれS覇者は好相性】春の阪神に組まれている、すみれSの覇者は菊花賞と相性がいい。88年スーパークリーク(当時はすみれ賞)がV。96年フサイチコンコルドはダービー制覇、菊花賞は3着に入った。その後も98年エモシオン3着、03年リンカーン2着、07年アルナスライン2着、17年クリンチャー2着、19年サトノルークス2着と好走。レクセランスはすみれS勝ちが好材料だ。

 【鞍上の“3冠騎手”松山はただ今絶好調!】レクセランスに騎乗する松山弘平(30)はデビュー12年目を迎え、飛躍を遂げた。昨年91勝が自身のキャリアハイだったが今年は既に100勝と記録を更新。先週日曜は秋華賞デアリングタクトで無敗の牝馬3冠制覇を飾り、99勝とすると最終レース(平城京S・ペオース)で一気に大台到達を決めた。騎手リーディングはルメール(158勝)、川田(141勝)、福永(105勝)に続く4位。JRA・G1・3勝を含む重賞8勝と質量ともに濃いシーズンを送っている。謙虚な人柄で厩舎サイドの信頼は厚く、取材対応も丁寧な愛されキャラ。コンビ2戦目の相棒と人馬一体で2週連続GI獲りを狙う。

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