【福井・開設記念】脇本 地元記念3連覇!6月高松宮記念に続く完全V

[ 2020年7月27日 05:30 ]

地元記念3連覇を飾った脇本は優勝カップを手にガッツポーズ
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 脇本雄太(31=94期)が地元で完全Vを決めた。18年7月の福井以来で通算7度目の記念制覇。地元記念はこれで3連覇、通算5勝目。

 レースは伊原―村上が前受けして高橋―坂口が中団、脇本―松岡―東口は後ろ攻めで淡々と周回を重ねていく。残り2周で脇本―松岡―東口が上昇すると、脇本は抵抗する伊原―村上を最終ホームで悠々と叩いて先行態勢に入る。伊原は4番手に後退、高橋は6番手に。バックでは自力に転じた村上が前の3車を追っていくが、脇本の掛かりが良くて4番手に上がるのが精いっぱい。脇本が悠々と押し切り、松岡―東口が続いてライン3車で上位を独占した。

 初日こそまくりの決まり手がついたが、4日間、バックを譲らないパーフェクトな走りで4連勝。「完全Vはあまり意識はしていなかったが、地元で大勢のお客さんの前で走れて良かった。雨で重い中でもしっかりと踏み切れた」と脇本。あいにくの空模様の中、表情は晴れ晴れとしていた。6月のG1高松宮記念(和歌山)で完全Vを決めたのは記憶に新しいところ。前回のいわき平・サマーナイトFは「相性の良くないシリーズ」で<8>(4)(1)と案外の走りだったが、2走前の高松宮記念を再現する走りだった。

 目標とする東京五輪は1年延期。今は次走のG1オールスター(名古屋、8月12~16日)に気持ちは向いている。「次のオールスターでもしっかりしたレースをして優勝できるように頑張る」とV宣言して大きな声援を浴びていた。

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2020年7月27日のニュース