【アイビスSD】ライオンボス 頭差2着で連覇ならず…和田正師は納得「よく頑張った」

[ 2020年7月27日 05:30 ]

<アイビスSD>惜しくも連覇とはならなかった鮫島克駿騎乗のライオンボス(撮影・西川祐介)
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 響き渡るはずの雄叫びはため息へと変わった。昨年の覇者ライオンボスは2着。史上3頭目の連覇はならなかった。スタートは決めたが、内から切り込んだジョーカナチャンにハナを譲った。「前半はカナチャンの方が速かった」と鮫島駿。すぐにマークに切り替え2番手追走。「馬の後ろでも上手に走れていた」と、勝ち馬を射程圏に入れてGOサイン。必死に追って少しずつ差を詰めたが、わずかに頭差及ばなかった。

 「悔しいです。千直のチャンピオンとして、ファンに支持してもらっている馬。結果を残さないといけない立場。申し訳ない」。ロスのない好騎乗にもかかわらず、鮫島駿は肩を落として自分を責めた。

 一方、和田正師は「あそこまで行ったら勝ちたかったけど、でも、よく頑張りました」と納得の表情。「前と横を囲まれる形でも走れて、競馬の幅が広がった。今後はコーナーのある競馬も考えたい」と前向きに話した。敗れはしたが【4・2・0・0】と千直のオール連対は死守。来年のこのレースに向けて、“千直の王”の新たな一年が始まった。

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2020年7月27日のニュース