【英・Kジョージ6世&QエリザベスS】エネイブル 史上最多3度目V!7勝目デットーリ「信じられない」

[ 2020年7月27日 05:30 ]

<英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS>3頭立てのレースを制したデットーリ騎乗のエネイブル(手前)(AP)
Photo By AP

 欧州競馬の上半期を締めくくる英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSが25日(日本時間同日深夜)、アスコット競馬場で行われ、現役最強女王エネイブル(牝6=ゴスデン)が快勝。昨年に続く同レース連覇を果たし、17年を含め史上最多のキングジョージ3勝目。エネイブルはG1・11勝目。鞍上のランフランコ・デットーリ(49)は、同レース最多タイの7勝目と記録ずくめの勝利となった。

 アンソニーヴァンダイクが出走を取り消し、レースは3頭立て。昨年の愛ダービー馬ソヴリンが逃げ、エネイブルは離れた2番手を追走。徐々に追い上げ、直線半ばで捉えると最後は5馬身半突き放しての楽勝だった。デットーリは「信じられない。他の馬にはない高みに私を連れて行ってくれた。彼女を愛している」と感激した。2着は逃げ粘ったソヴリン。キーファーズ代表の松島正昭氏が共同馬主のジャパンは、3番手追走のまま見せ場なく3着に終わった。

 今年初戦のエクリプスSでは2着に敗れたエネイブルだが見事に復活。今後は、こちらも史上初の3勝目が懸かる凱旋門賞(10月4日、パリロンシャン)が最大目標だが、その前に1戦挟むプランも浮上。現地メディアの報道によれば英インターナショナルS(8月19日)、ヨークシャーオークス(同20日、共にヨーク競馬場)のG1が候補に挙がっている。最強女王の進撃はまだまだ続く。

続きを表示

2020年7月27日のニュース